「みなもと」の運営会社であるジャパンエナジーフードは、日本の「食」を大事にしています。
日本で獲れたジビエ(野生動物)は、日本で生まれ育って日本の植物を食べて育った、純国産のお肉と言えます。
農業被害を起こす動物を、人は人の都合で駆除します。
その命を最後まで食事としていただくという行為は、日本人の「命を粗末にしない」「有り難く頂く」という精神に通じていると考えています。仕入れたお肉は、スジなどの硬い部分も、ハンバーグにしたり、煮込みにしたりなど、工夫をして全て食べるように料理をします。
こうした、いのちや元気の「源」を美味しく頂くお店として、「みなもと」という名前にしました。

日本においてジビエを食べるのはまだ一般的ではありませんが、最近は処理の技術もあがってきており、鹿も猪もとても美味しいお肉です。
また、シェフの得意な調理方法であるローストを行うことで、より臭みがなく旨みが凝縮した味わいを楽しむことができます。
「ジビエと思えないくらい臭みがなくて、なんのお肉かわからない、ただただ美味しいお肉」というお声をいただいております。
 
ジビエに合うワインも多数ご用意しております。ジビエ以外のお肉や料理も楽しむことができて、日々気軽に立ち寄れる地元の方にも愛されるお店を目指してまいります。
 
色々書きましたが、小難しいことは考えず、お肉とワインを楽しみにお越しいただけたら嬉しいです。
 
鎌倉で「みなもと」といえば、鎌倉幕府を開いた源頼朝です。源氏山公園にある源頼朝像には、時折ご挨拶に伺っています。
 

味わいにこだわったジビエ

ジビエについては、複数の産地から取り寄せますが、メインの産地の一つとして、千葉県鴨川の狩猟歴30年の猟師 高橋 幸廣さんから直接譲っていただいた、天然の鹿や猪などのジビエを使用しています。
ジビエの美味しさは、動物が食べている食材と、仕留めてからの処理の速さに左右されます。
特に雑食である猪は食べているもので肉の味わいが変わり、千葉県鴨川の猪はどんぐりを豊富にたべているため“イベリコ猪”と呼ばれ、独特のコクと、とろけるようなコクが楽しめます。
ジビエの肉には“臭みがある”といったイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、経験豊富な猟師が素早く処理をした肉は、臭みがなく肉本来の味わいを楽しめます。

 

シェフ:小田 洋平

東京生まれ。
和食系創作料理店に勤めた後、調理の技術、知識をより広げるために塊熟成肉・ワインをメインの洋食業態に従事。
独立後はデリバリー専門で野菜スープ業態などを展開。
日本人ならではの「もったいない」精神を大事に、肉をくまなく使った創作料理を展開する。